市ヶ尾駅からのんびり散歩、地域に根付く「大場かやのき公園」

今回ご紹介するのは、街のなかにありながら豊かな緑に包まれている「大場かやのき公園」です。

田園都市線の市が尾駅とあざみ野駅の中間あたり、閑静な住宅地に昔からある公園。
1児の母である私にとっては、子どもとの遊び場として何度も足を運んでいる場所です。
近隣のお子さんたちの遊び場としてはもちろん、犬を連れて散歩をする人や、木陰のベンチでゆっくり本を読む人など。多くの近隣住民の憩いの場になっている、訪れる人それぞれが、自分らしい時間を過ごせる公園なんです。

地域を見守り続ける公園のシンボル「かやの木」

園内には、この公園の名前であり象徴でもある大きな「かやの木」があります。鉄骨で囲まれ大切に守られているその姿からは、地域に根付いた歴史を感じます。

1992年に開園したかやのき公園。シンボルツリーであるこのかやの木の樹齢は、なんと約600年といわれています。
古くからこの地を見守り続けてくれているかやの木。青空に映える豊かな緑は、なんだかホッとさせてくれる存在で、私も行くたびに見上げています。

小さな遊具から複合遊具まで。思い思いに過ごせる園内

公園の一角には、小さな子ども向けの遊具や砂場があります。私の息子はハンドルが付いている遊具が大好きで、よく運転手さんごっこをして遊んでいました。

近くにベンチもあり、公園デビューをする子どもにとっても、それを見守る親にとっても、安心して過ごせるスペースがあるのはうれしいポイントです♪

公園中央にある複合遊具やターザンロープは、ちょっと大きな子ども達に大人気!

少し前まで小さなすべり台を満足そうにすべっていた子が、元気いっぱいに複合遊具に駆け上がる姿をみると、「こんなに大きくなったんだ」と驚かされます。
そんな小さな成長に気付けるのも公園で過ごす時間ならではの楽しみですよね。

かやのき公園は、全体的に見晴らしがよく広々としています。
広場では、にぎやかな子どもたちの姿以外にも、散歩をする人や読書をする人など、みなさん思い思いに過ごしています。

また、大人向けの懸垂バーのようなちょっとした健康器具もあるので、体を伸ばしたり軽く運動したりすることもできちゃいます!

地域のあたたかさを感じる、にぎやかな一面も

かやのき公園には多目的広場(グラウンド)が併設されており、休日には野球やサッカーの練習をしている子どもたちの元気な声が飛び交います。

普段はスポーツや遊びでにぎわうこの場所も、季節によっては地域のイベント会場になることも!
なんといっても私のおすすめは、毎年8月に開催される自治会主催の「盆踊り大会」です。立派な櫓を囲んで太鼓の音に合わせて踊りを楽しめます。
露店も並び、夏祭りのようなワクワク感に包まれるひとときは、地域の活気やあたたかさを感じられるステキなイベントです♪

顔を合わせれば「こんにちは」と挨拶を交わしたり、子どもに「元気だね」と話しかけてもらったり……近隣住民の憩いの場だからこそ、自然と顔見知りになり、つながりが生まれていきます。この公園が地域の人たちに親しまれている理由なのかもしれませんね。

安心と快適さを支える工夫もいっぱい!

南北それぞれの入口にはスロープがあり、ベビーカーや車椅子でも安心して通れます。また、多目的トイレには手すりやおむつ替え台、ベビーキープも完備。
小さな子連れや高齢の方など、誰にとっても使いやすい配慮が行き届いているんです。
さらに、水飲み場やベンチ、日よけのある休憩スペースなど、細かい工夫もあちこちにあり「また来たいな」と思える心地よさにつながっています。
利用する人それぞれが快適に過ごせるように整えられているのはとても有難いですよね。

子どもと遊ぶ時間も、犬と歩くひとときも、一人でぼんやり過ごす瞬間も。特別な準備はいらず、日常のなかで気軽に立ち寄れる場所があると、暮らしがちょっと豊かになりますよね。
「大場かやのき公園」は、訪れる人それぞれの時間をやさしく包み込んでくれる、そんなあたたかい公園です。
近くを通ったときにふと立ち寄れば、きっと自分らしい過ごし方が見つかるはず。ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。

大場かやのき公園
住所:神奈川県横浜市青葉区大場町380-2
アクセス:田園都市線「あざみ野駅」から徒歩約20分または東急バス「あざみ野ガーデンズ」行「大場坂上」下車 徒歩約1分
田園都市線「市が尾駅」から徒歩約20分または東急バス「桐蔭学園前」行「大場町入口」下車 徒歩約10分
TEL:045-971-2300(青葉土木事務所)
開園時間:常時解放
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。