今回は、藤が丘駅正面口から徒歩約3分のところにある、障がい福祉アンテナショップ 「Sari-Sari」(サリサリ)に行ってきました。
店内には、障がい者の方が作成したさまざまな自主製品がたくさん置いてあります。事業所で作成した製品は、売る場所がなかなかないのが現状です。そんな作品たちを、Sari-Sariでは取り扱っています。
お店の前にずらりと無農薬野菜

お店に行くとまず目に入るのが、お店の前に並んでいる元気に育った旬の野菜たち。Sari-Sariでは、近隣の農家さんから仕入れた採れたての無農薬野菜の販売もしています。どれもおいしそうです。
その日に採れるものが並ぶので、何があるのかはお楽しみ。この無農薬野菜をお目当てに買いに来る常連さんも多いそう。
自然の恵みがたくさん詰まった野菜や果物は、スーパーなどで買うものよりも断然おいしいですよね。
店内には1つひとつ手作りのかわいい雑貨がたくさん

店内に入ると、手作りの小物や雑貨がぎっしり。
Sari-Sariは、藤が丘だけではなく、近くの福祉作業所で作った自主製品を集めて販売するお店になっています。
部屋に飾れるインテリアグッズやティッシュケース、キーホルダーなどもすべて手作りで、ナチュラルな素材の手触りや作り手の心のこもった温かさを感じるものばかり。そのため、2つと同じものがないのが特徴です。

ハーブティーや手作りのおせんべいなどもありました。これらもすべて作業所で作られたものだそうです。

こちらのメモ帳は、なんと段ボールをリサイクルして作られています。表紙絵は、作業所のみなさんが思い思いに描いたデザインです。
かわいらしい絵柄からポップでアーティスティックなものなど、個性豊か。このメモ帳のファンも多く、新作が出ると買いに来る人もいるのだそう。

トートバッグは小ぶりな大きさで、買い物に行くときにぴったりのサイズです。
また、右手の手前にあるのは刺し子タオル。刺し子とは、糸で細かく縫い模様を施す日本の伝統的な手芸です。
その刺し子をモチーフにしたタオルは、生地の表面に刺し子でステッチが施されています。独特の風合いや肌触りが特徴で、フェイスタオルやタオルハンカチなどの大きさのものがあります。
この刺し子タオルも、1枚1枚手作り。デザインもかわいらしいものから細かくて複雑な幾何学模様のようなものまでさまざま。
綿や麻などの天然素材や、ガーゼ素材を重ねた素材などが使われていて、手触りがとてもよさそう!表面のステッチによる凹凸と、裏面のやわらかな肌触りのコントラストがとてもいい感じです。

本格的な革製品のバッグや小物などもすべて手作り。しかも、お値段が安い!手触りもよく、使えば使うほどいい風合いが出て手に馴染むのが目に浮かびます。
フェアトレード商品も

Sari-Sariに置いてあるのは、福祉作業所で作られたものばかりではありません。こちらは、フィリピンの伝統工芸品。フィリピンの先住民族プエルトガレラのマンギャン族の村で作られたものです。
”ニト”という植物を使い、編み細工をするもので、緻密で繊細な製品ができあがります。この伝統工芸品に使われているのはマンギャン族の家紋。籠やコースター、鍋敷きなどに家紋がほどこされています。
Sari-Sariには、こういったフィリピン雑貨のファンの方も多く来るのだとか。
これらのフィリピンの伝統工芸品の販売は、フェアトレード事業としておこなわれています。
フェアトレードとは、発展途上国で作られた農産物や製品を、適正な価格で継続的に購入することで、生産者の生活向上と自立を支援する仕組みです。
ナチュラルな素材を使った手作りの工芸品を買うことで、海外支援にもなるなんてすばらしいですね。
店内にぎっしりと並べられている、かわいい雑貨たち。どれも温かみのある作品ばかりで、あれこれほしくなってしまいます。
一期一会の一点物の商品を探しに、ぜひ「Sari-Sari」に立ち寄ってみてくださいね。
Sari-Sari(サリサリ)
住所:神奈川県横浜市青葉区藤が丘2-4-13
アクセス:東急田園都市線「藤が丘駅」から徒歩約3分
TEL:080-4323-5550
営業時間:土〜月10:00-17:00
定休日:金曜日
駐車場:なし