川崎で1952年に創業された神奈川の老舗和菓子店「末広庵」。江田店は横浜に初めて出店し、30年以上の歴史があります。
季節の行事や誰かのおうちへ呼ばれた際に、手土産として候補に挙げられる和菓子店。地元で和菓子といえば、末広庵と言っても過言ではないほどです。
私も親の実家へ行く際などは、末広庵のお菓子を手土産にしています。
ちょっぴり格式ばったイメージのある和菓子ですが、特別な日だけでなく日常のちょっとしたご褒美にも、末広庵の和菓子はおすすめなんです。
今回は江田駅で30年以上続く、和菓子のお店「菓子匠末広庵 江田店」をご紹介します。
手土産で困ったときは末広庵へ
末広庵の魅力と言えば、和菓子の種類の多さ。

定番のまんじゅうや最中などはもちろん、季節限定や神奈川銘菓とも呼ばれる末広庵限定のものもあります。
また、うれしいのが、贈答用にぴったりの箱売りとは別に、それぞれの商品が単品でも売っていること。用途に合わせて個数や種類を選ぶことができますね。
和菓子屋ですが、洋スイーツもあります。

冷蔵スペースに並んでいるのは、「半熟レアちーず」と「半熟ちょこれーと」。和菓子屋らしい上品な味わいのこちらも末広庵の人気商品です。
贈答用としてはもちろん、小売りで自分へのご褒美に買うこともできます。
別の冷蔵スペースには練り切りもありました。

練り切りは、見た目から季節を感じることができる日本の大切な食文化です。
伺った時は秋が近づいた夏の終わり頃。末広庵の練り切りも、秋の訪れを感じさせるモノとなっていました。
甘いものを食べたら、次に食べたくなるのはしょっぱいもの!末広庵では、おせんべいやあられも販売しています。

こちらも単品で買うことができるので、自宅用のお茶請けとして、お好みのおせんべいやあられを選ぶことができます。
おすすめの「かりんとうまんじゅう」
末広庵の数ある和菓子の中でも、ちょっとしたご褒美感覚で食べていただきたいのが、末広庵の定番商品「かりんとうまんじゅう」です。

外はサクサクッとした食感で、中はしっとり。黒糖とこし餡の甘さが口いっぱいに広がる一品。そのまま食べてもおいしいのですが、オーブントースターで少し温めて食べるのもおすすめです。
以前かりんとうまんじゅうを買いに伺った際、品切れしていたことがありました。人気商品なので「絶対食べたい!」という時は午前中に行くことをおすすめします。
遠方の方へかりんとうまんじゅうを贈りたいという場合は、冷凍での配送も可能です。
末広庵のその他の人気商品も配送可能なものが多数あるので、詳しくは店頭で確認、もしくは公式HPをチェックしてみてください。
本店のある川崎の特産を使用したどら焼き
私は今回、末広庵のお菓子を3点購入しました。

手前から「京あられ柚子みそ巻」、「かりんとうまんじゅう」、「どら焼き多摩川梨」です。
どら焼き多摩川梨は、川崎市の特産多摩川梨のピューレを使用した餡が生地の間に挟まれており、梨のフルーティな甘さが特徴です。
よく食べるどら焼きも、梨のピューレが入っていることで特別感が増します。
梨ピューレを使った商品は、他にも「多摩川梨のみるくまんじゅう」という商品もあります。
末広庵でしか味わえない味なので、ぜひ食べてみてください。
季節の行事やイベントで和菓子に触れる
末広庵では四季を大切にする和菓子屋さんらしく、お店のディスプレイや販売している和菓子は、時節に合わせたものになっています。

伺った日は敬老の日が近かったため、敬老の贈物のディスプレイがされていました。
秋彼岸の日にちも近かったのですが、最近は「お彼岸だからおはぎを買おう」という方が減ってきたそうです。時代の流れとはいえ、季節に合わせた食文化がすたれてしまうのは少し寂しい思いがしました。
末広庵では今も変わらず、季節に合わせた和菓子の注文を受け付けてくれます。
伺った時は、お彼岸用のおはぎとお月見用の団子の予約を受け付けていました。どちらも店頭やネットから予約が可能でしたので、改めて季節のイベントを和菓子で楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。
また、紅白饅頭やお赤飯などの慶弔商品の取り扱いもあります。
季節だけでなく、家族のイベントにも末広庵の和菓子やスイーツを活用することができます。

神奈川の銘菓として、地元でも長く愛されている「末広庵 江田店」。
店内も広々としているので、ゆっくり見て選ぶことができます。
特別な日にも、日常のちょっとしたご褒美にも末広庵の和菓子やスイーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。
菓子匠末広庵 江田店
住所:神奈川県横浜市青葉区荏田北3-9-3
アクセス:東急田園都市線「江田駅」西口から徒歩約5分
TEL:045-911-3156
営業時間:10:00-18:00
定休日:なし
駐車場:あり